鏡を見るたびに「口横の縦ジワが目立つ…」と気になっていませんか?
笑ったときにできるシワが戻らなくなったり、口元の印象が老けて見えたりすると、なんとかしたい!と思う方も多いはずです。
口横の縦ジワは、年齢とともに進行しやすい特徴があり、放置すると「定着ジワ」になってしまうことも。
しかし、セルフケアではなかなか完全になくすのは難しいのが現実です。
では、どうすれば口横の縦ジワを目立たなくできるのでしょうか?
この記事では、美容医療で改善する方法と、セルフケアでできること、または限界について詳しく解説します。
目次
著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
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【3つの原因】なぜ口横に縦線ができるの?
口の横にできる縦ジワは、主に以下の3つの原因によって発生します。
① 皮膚のコラーゲン減少
年齢とともに、肌を支えるコラーゲンが減少します。
それにより以下が起こります。
✔ 皮膚が薄くなり、シワが寄りやすくなります。
✔ 笑ったときの動きに皮膚のコラーゲンが耐えられず、シワが定着します。
特に紫外線ダメージを受けやすい方や、乾燥しがちな方は、進行が早いと言えます。
② 皮膚のたるみ・脂肪の影響
皮膚がたるんでくると、皮膚がつぶれてシワができ、そのシワが伸びずにそのまま残ることで、くっきり縦ジワがと刻まれてしまいます。
特に脂肪が少ない方は、ハリが失われやすいです。
③ 表情のクセによる影響
紫外線などの影響で皮膚の弾力が低下すると、シワができやすくなります。
笑う時に口元に力が入ると、シワができます。
何年かすると、笑った後も跡が残ることがあります。
やがて長年の表情のクセで、真顔でもシワが刻まれるようになりす。
口横の縦ジワに効果的な美容医療3選
口横の縦ジワは、肌のハリを取り戻す治療や、たるみをリフトアップする施術が効果的です。
口横の縦ジワを改善するためには、肌のハリを回復させる治療とたるみをリフトアップする施術を、状態に応じて適切に組み合わせることが重要です。
①ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、ジェル状のヒアルロン酸を注入してシワを伸ばす治療です。
即効性があります。
①スレッドリフト(糸リフト)
皮膚の下に糸を挿入して物理的にたるみを引き上げる方法です。
即効性はありますが、徐々に戻っていくというデメリットがあります。
② フェイスリフト(手術)
皮膚を切開し、たるみを根本的に引き上げる施術です。
長期間自足しますが、ダウンタイムが長めです。
たるみが強い場合の最後の手段です。
③ PRP注入(自己血小板療法)
自分の血液を採取し、血小板を遠心分離して注入し、コラーゲン生成を促す治療法です。
1回ではあまり効果が見られないため、複数回の施術が必要というデメリットがあります。
セルフケアで口横の縦ジワは改善できる?
「でも、まずはセルフケアでなんとかしたい」という方も多いです。
では、実際の効果はどの程度期待できるのでしょうか?
美顔器は効果がある?
美顔器は、安全性を重視して作られているため、コラーゲンを増やすほどの強い効果は期待できません。
肌のハリを維持する予防目的なら使っても差し支えはありません。
ただし、すでにできたシワをなくすのは難しいと言えます。
美容液で改善できる?
市販の美容液には、コラーゲンを増やす効果のある成分は含まれていません。
例えヒアルロン酸やコラーゲンが配合されていても、皮膚のバリア機能があるため浸透しにくく、洗顔時に流れ落ちてしまいます。
そのため、シワを根本から改善するのは難しいといえます。
保湿効果でシワの進行を防ぐことくらいは期待できます。
マッサージは逆効果になることも?
「マッサージで血流を良くすれば、シワが改善するのでは?」と思うかもしれません。
むくみを取る一時的な効果はありますが、摩擦による刺激でくすみが悪化する可能性あります。
とくに、強くこすりすぎると肌に負担がかかり、かえってシワが見えてしまうリスクもあるため注意が必要です。
有酸素運動は多少の効果が期待できる
有酸素運動を継続することで、血流が改善し、肌のコンディションが整う可能性はあります。
30分の有酸素運動を週3回以上が目安です。
シワが完全に消えるわけではないが、長期的に見たら肌のハリには効果的です。
ただし、一度深く刻まれたシワをセルフケアだけで消すのは難しいと言えます。
表情筋の筋トレをすればいい?
口横の縦ジワは、皮膚のコラーゲン減少や筋肉の動きが主な原因です。
「筋トレで口横の縦ジワが薄くなる?」と気になる方もいるかもしれません。
確かに、表情筋の衰えはたるみやシワの原因になりますが、筋トレのやり方によっては逆効果になることもあります。
適度なトレーニングであれば筋肉の衰えを防ぐことはできますが、過度なトレーニングで皮膚を引っ張りすぎると、シワを深くするリスクがあります。
紫外線対策
紫外線は、コラーゲンを減少させる最大の要因のひとつです。
外出しない日も塗るのがオススメです。
継続的な紫外線対策で、シワの進行を防ぐことが期待できます。
コラーゲンサプリは効果ある?
コラーゲンサプリを飲んでも、摂取したコラーゲンがすべて皮膚に届くわけではありません。
体内でアミノ酸に分解されるため、肉や魚のタンパク質と同じ効果しか期待できません。
結論を言えば、シワ改善の効果はほとんど期待できません。
セルフケアでできるのは「予防」まで
セルフケアは、口横の縦ジワの進行を遅らせるための予防策としては有効ですが、すでにできたシワを消すのは難しいのが実情です。
シワをしっかり改善したい場合は、美容医療の治療が必要になります。
まとめ
口横の縦ジワは、皮膚のコラーゲン減少やたるみによってできるため、セルフケアだけでは根本的な改善が難しいのが現実です。
皮膚を切らずに改善したいなら「ヒアルロン酸注入」がおすすめです。
さらに即効性を求めるなら「スレッドリフト」も選択肢になります。
まずは無料相談をご利用ください。