ほうれい線が気になるといってもほうれい線には2タイプあることはご存じですか?
線の深いほうれい線と線の強いほうれい線です。
今回は、見た目で大きく分けられる2種類のほうれい線、またその効果的な治療法について解説します
ほうれい線にお悩みの方、ご自身はどちらに当てはまるかぜひご一読ください。
目次
著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
平島梨絵 ドクター紹介はこちら>
見た目で2つに分けられるほうれい線のタイプ
顔にできるほうれい線は、一般的に見た目で2つに分けられます。
線の“深い”ほうれい線 と 線の“強い”ほうれい線 です。
“深いほうれい線 “と “強いほうれい線 “の違いについて見ていきましょう。
線の深いほうれん線の原因
深いほうれい線とは、その名の通り、影がかかっている深いシワのことです。
この深いタイプのほうれい線の原因は以下の要素です。
・頬骨の高さ
・頬の筋肉や脂肪が多い
・鼻の横の骨(鼻翼基部)の凹みが大きい
・頬のたるみが強い
線の強いほうれい線の原因
線の強いほうれい線とは、上のお写真のように、ほうれい線が刻まれている状態のことです。
たるみなどの影響よりも、肌の老化現象の一つである真皮のコラーゲンやエラスチンが減少することが原因です。
これらのたんぱく質が減少することで皮膚の柔軟性が減少し、時間経過とともに刻まれていきます。
「線の深いほうれい線」ほど影があるわけではありませんが、ほうれい線のシワが刻まれたように目立ちます。
人によっては、「線の強いほうれい線」に沿って、メイクがたまりやすくなります。
そのほか、肌の乾燥や紫外線を浴びることもシワができる原因としてよく知られています。
ほうれい線が深く強い線になっている複合タイプ
ほうれい線にはさまざまな種類があり、そのすべてが前述のような2つのカテゴリーにきれいに分類できるわけではありません。
実際、ほうれい線は、両方の要素を持っていることが多くあります。
上のお写真の方はたるみによる線の深いほうれい線と、線の強いほうれい線が混合しています。
線の”深い”ほうれい線と”強い”ほうれい線の効果的な治療法
線の深いほうれい線
線の深いほうれい線の場合、たるみ治療や脂肪溶解注射が有効です。
たるみ治療
たるみ治療には糸リフト・HIFU・ヒアルロン酸注入などがあげられます。
糸リフト
糸リフトは肌の脂肪層に棘付きの糸を挿入し、たるみを引き上げます。
腫れ・内出血のリスクはありますが、ダウンタイムが終われば即効性があります。
ただし糸リフトは1年~1年半に1回の定期的なメンテナンスが必要です。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入でのたるみ治療はたるんだ頬にヒアルロン酸を注入することでたるみが引きあがります。
点線部の頬にヒアルロン酸を注入することでたるんだ頬が引きあがります。
ヒアルロン酸注入は即効性があり、注入直後から効果を実感できることがメリットです。
ただしヒアルロン酸注入もヒアルロン酸が自然に吸収されるので定期的なメンテナンスが必要です。
線の強いほうれい線
グロースファクター治療
線の強いほうれい線はヒアルロン酸注入などでは効果が乏しいことが多いです。
線の強いほうれい線は真皮性のしわで刻まれてしまっているためです。
線の深い+強いほうれい線(複合症例)
グロースファクター治療
深いほうれい線、強いほうれい線両者にグロースファクター注入治療は効果的です。
まとめ
今回は見た目で分けられるほうれい線の種類についてご紹介しました。
ご自分のほうれい線はどちらのタイプでしょうか?
自分のほうれい線のタイプが分かれば自分に適した治療法もわかるはずです。
ほうれい線にお悩みの方、ぜひご相談ください。