「ボトックス治療は安全なの?」と疑問に思った方はいませんか?
答えはYESです。
しかしながらどんな薬剤でもその薬剤が最初から投与することができない人、つまり禁忌の方が存在します。
今回はボトックス治療における禁忌の患者様について解説します。
ボトックス治療を検討中の方ぜひご一読ください。
著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
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ボトックスについて
ボトックスはボツリヌス毒素であり、美容医療では筋肉に作用し、筋肉の動きを抑制すること表情じわに作用します。
ボトックス治療が禁忌の方
アレルギー
ボツリヌス毒素またはボトックス製品に含まれる他の成分に対する既知のアレルギーがある場合。
神経筋疾患
重症筋疾患、ランバートイートン症候群など、神経や筋肉に伴う疾患がある場合。
妊娠中・授乳中の方
妊娠中または授乳中の女性に対しては、ボトックスの安全性が十分に確立されていないため投与できません。
感染症
注射部位に皮膚の感染症が存在する場合。
血液凝固異常
血液が正常に凝固しない疾患を持つ患者、または血液凝固を阻害する薬物(抗凝固薬)を服用している患者。
筋弛緩剤を内服中の方
筋弛緩剤(ダンロトレン)服用中の患者さんは、筋弛緩のリスクが高くなります。
まとめ
ボトックス治療はほとんどの方に安全です。
ただし、上記のような禁忌事項に該当する場合は、ボトックス治療が受けられません。
必ず治療前に医師と詳細な医療歴や現在の健康状態について十分なカウンセリングが重要です。