「ボトックスによりほうれい線が薄くなる」と聞いたことはありませんか?
ボトックスは美容医療ではは表情じわに使用されることが多いですが、ボトックスで本当にほうれい線が薄くなるのでしょうか?
この記事ではボトックスが本当にほうれい線に効果があるのかについて紹介しています。
ほうれい線にお悩みの方、ボトックス治療を検討中の方ぜひご一読ください。
著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
平島梨絵 ドクター紹介はこちら>
ほうれい線の原因
加齢
ほうれい線は、年齢とともに深くなる方がほとんどです。
これは肌の真皮層のコラーゲンとエラスチンの生産が減少するためです。
これにより、肌の柔軟性が低下し、皮膚の構造が緩み、たるみが進行することでほうれい線が形成されます。
表情筋の動き
表情の動きもほうれい線の形成に関与します。
特に口元を使う笑顔や表情は、その頻度と強度によって、時間とともにほうれい線を深くする可能性があります。
その他の詳しいほうれい線の原因については下記をご参照ください。
ボトックスによるほうれい線治療について
適応
ボトックスは表情筋に作用し、筋肉の動きを抑制し、表情じわを改善する治療です。
そのため、表情を作ったとき(笑ったとき)に出るほうれい線が適応となります。
笑顔を作る筋肉(上唇鼻翼挙筋、大頬骨筋)に注射して、一時的に筋肉を麻痺させることで効果を発揮します。
逆に、表情を作らない=真顔でもすでにほうれい線がある方はボトックスでのほうれい線の治療は適応外です。
笑ったときに歯茎が出るガミースマイルの方には特におすすめの治療法です。
副作用、リスク
ほうれい線のボトックスに対するリスクとしては先述したように笑うときの筋肉の動きを止めるものです。
そのため、笑顔がやや不自然になるリスクがあります。
また、口周りの筋肉がやや上がりづらくなるので、人中がやや間延びした印象を与える可能性があります。
ボトックスによるほうれい線治療が向いてない方、適応外
ボトックスは筋肉の動きを止めるものなので、逆に表情を作ってないとき=真顔でもすでに刻まれているほうれい線に関してはボトックスでは改善が難しいです。
当院ではそういった刻まれたほうれい線に対してはグロースファクター治療をおすすめしています
まとめ
ほうれい線に対するボトックス治療は適応の方とそうでない方がいらっしゃいます
適応でない方に投与してしまうと笑ったとき不自然になってしまう可能性があります
そのため適応か適応外かまず医師にご相談ください。
ほうれい線についてはまず当院にご相談ください。